サンゴ復旧クルーズ

 地球規模の大惨事となったスマトラ沖地震・津波から、早くも一ヵ月が経ちました。“被災地”の一部となったタイのリゾートエリアでは、地域による程度の差こそあれ、復興に向けて着実に前進しています。
 陸上同様、津波の影響を受けた水中ですが、すでにタイ政府のバックアップにより以前報告したシミラン諸島のサンゴの被害状況の調査と、それに基づく復旧作業が進められています。なかなか腰の上がらない日本の行政や政治に比べると、タイ人はフットワークが軽い、というのが実感です。
 話が逸れましたが、実際に水中での作業はどうだったか、きちんとした報告書は翻訳完了後に改めて掲示されますので、今回は簡単にご報告しておきます。

まず、ハードコーラルですが、折れてしまったエダサンゴを集めておいたり、ひっくり返ったテーブルサンゴを元に戻す作業が有ります。サンゴは植物と違い、「根」から養分を吸収したりはしないため、環境に問題が無ければ、そこで生育していきます。大き過ぎるハマサンゴなどに関しては、残念ながらそのままになりますが、やはりその状態でも生育できる可能性は十分有ります。この作業は、津波から一ヵ月が経過して、戻す作業はほぼ終了した、という事になりそうです(報告書待ちです)。

一方、ソフトコーラルの中で、津波によって倒れてしまったウミウチワやイソバナなどは、そのままでは死んでしまうため、起こしてやる作業が必要になります。今回は、付近の岩などに縛り付けたり、杭を打って固定したりしましたが、まだ“仮止め”の状態ですから、再び倒れたりしないように完全固定すべきなのですが、それは今後の作業になります。

一部ですが、作業の様子を撮影しましたので、写真でご覧下さい。
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b0067628_0253372.jpgこんな事を言ってはいけないのかも知れませんが、水中で生け花をやっているような気分でした。実際には減圧リミットとの闘いでしたが・・・。
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by jtdnet | 2005-01-27 00:28 | 最新ニュース
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